披露宴で1番盛り上がった余興が「黒人シンガー」だった理由

先日、私の結婚式・披露宴が終了しました。ご出席頂けた皆々様には大変感謝しております。

私の好きなことは「音楽」、嫁は「ディズニー」だったため、色々なイメージが重なり合った面白みのある式となりました。

その中でもっとも盛況だったのが「黒人シンガー」さんを呼んだことです。

黒人シンガーの余興内容

  • 歌う曲を3曲選ぶ(シンガーが知らない曲でもリクエスト可)
  • 披露宴の途中で歌いながらこっそり登場
  • ゲスト全員とハイタッチをしながら移動
  • 曲によってはゲストと一緒に踊る
  • アンコール可能

このような流れになります。

  シンガーを呼んだメリット

私が実際にシンガーさんを呼んで良かった思う点は以下の通りです。

  • おじいさんから子どもまで楽しめる
  • ゲストとの一体感が出る
  • 時間を長く使える
  • ゲストに何かをお願いする必要が無い
  • とにかく盛り上がる

私の場合は披露宴の後半に登場して頂きました。ゲストにお酒が入っていることもあり、立ち上がって踊り出す人も居ました。

結婚式を終えた新郎の感想

ミニケーキ

今でも終わった実感がありません。その日だけがワープしたような感覚です。気がつけば挙式が始まり、皆さんの前に立っていた。そんな感じです。

緊張したのは、

  • 挙式の最中
  • 謝辞前

の2つです。

披露宴後半はスピーチのことで頭がいっぱいになり、そこまで楽しめませんでした。新郎が締めなければいけないので仕方ありませんね。

謝辞に関しては2週間前に内容を決め、空いた時間にずっと暗記しておりました。当日は再確認する時間がありません。必ず事前に覚えておきましょう。

そのおかげでウェルカムスピーチも謝辞も滞りなく伝えることができました。

二次会後は三次会に合流したかったのですが、後片付けに想像以上に時間がかかります。22時に終了し、二次会会場を出られたのが23時近くになりました。レンタルドレスを片付けるのに時間がかかります。会場で借りることができるのなら、お願いした方が良いでしょう。

改めて結婚について思う事

結婚は墓場だと言う人がおります。彼らは良い結婚をしなかっただけなのでしょう。ぶつかり合うこともありますが、それは人なので仕方ありません。それ以上に結婚生活は

安心・楽しさ・面白さ

に満ち溢れています。

色々と恋愛に失敗してきた私から男性の皆さまにアドバイスがあります。女性は顔やスタイルで選ばない方が良いですよ。一緒に居て楽しいかどうか、居心地が良いかどうかで選ぶべきです。結婚生活はずっと続くのですから。

ピアノを好きになる3つの方法

ピアノを好きになることは、ピアノ上達に必要不可欠なことです。

なぜなら、ピアノに触れている時間はピアノが好きな人ほど多いからです。ギターを始めた中学生を想像してみましょう。楽しみにしていたゲームを長時間プレイするように、ずっとギターを触っています。結果、高校までにほとんどのコードを演奏できるレベルに到達します。

では、どうやったらピアノを好きになるのか。その方法をご紹介します。

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【mirage】別れ、消える思い出を表現したフリーミュージック

オリジナル癒し系ピアノ素材

【mirage】

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オリジナルアルバムのインスト楽曲

mirageはオリジナルアルバム「シンシアと鉄の鳥」のインスト楽曲です。このアルバムは別れと成長をイメージしています。mirageは曲と曲との繋ぎとして使いました。

ピアノのみの楽曲ですが、緩急が激しいため音楽作品として聞き応えがあります。メロディーラインがはっきりしているためボーカル曲のような分かりやすさも持っています。

全てリアルタイム録音で作りました。クォンタイズ(音のズレ調整)もほとんど行っていないため、独特の揺れを持っています。その揺れがヒーリング効果を促すため、癒しの力を持った楽曲に仕上がりました。

心を落ち着かせたい時のBGMとしてお使いください。

使用した音の種類

今回もpianoteqを使いました。

わずか数MBの容量なのに全てのピアノ音をモデリングしたピアノ音源です。弦の響き、ハンマーの反響音、どれをとっても耳の真横にピアノがあるような臨場感があります。

mirageでは空間を作り上げるため、コンサートピアノに深めのリバーブをプラスしました。音が交じり合って不協和音的に聞こえる場面もありますが、それも含めてmirageの世界観だと思っています。

使いやすい場面

先ほどもお伝えしたように、独特の揺らぎを持っているため癒し成分が出ます。疲れた時のBGMとして、音楽療法の素材として。また、ゲーム内での重要なシーン。別れのシーン。夕暮れ時の切ない場面でお使いできる音楽です。

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ピアノを自主練習で上達させる6つのコツ

教材はピアノを練習するためには必須です。

教材と言っても「本」とは限りません。当ブログもピアノを学ぶためのコツを書いているため、一種の教材の役割を果たしています。

講師は教材を最大限に活用するための道具です。自分で教材通りの練習法が実践できるのなら講師は必要ありません。自主練習だけでも一定のレベルまではピアノを上達させることができるんです。

そのためのコツを6項目に分けてご紹介します。

映像で学べる教材を買う

ピアノはテキストのみの自主練習では上達しません。映像で実際の演奏風景と演奏音を聞くことでリズム感から養う必要があります。そこで、教材はしっかりセットになったものを選びましょう。

私が考える教材を使った自主練習のメリットは、

 icon-circle 余分な時間がかからないこと(駅前の教室に移動する時間など)

  安上がり(講師に習うと年間(60,000円~必要)

  どんどん、先の練習法へ進める

  運指よりピアノを楽しみながら練習することが可能

です。

このメリットを元に作られた教材がこちら

ピアノ教室よりも上達が速い!自宅で楽々ピアノレッスン

この教材の説明文に

1,ピアノ教室に通う時間のロスを徹底的に省くこと

2,「1週間でここまで弾く」という区切りを付けても、社会人にはピアノが難しいということ

3,時間に余裕のある時には一人でどんどん先へ進めること

4,全くのピアノ初心者でも、ドレミが読めなくても、まずはピアノを弾くことが先決

とあります。これが上記した私の思うピアノ練習の自主練習メリットと一致するんですよ。

しっかりした教材を買えば講師に1~2年間習ったのと同じだけの進歩ができます。講師に2年間習えば12万円以上必要ですが、教材なら3万円以下で揃えられます。

ヘッドフォンの使えるピアノを買う

自主練習で大きなピアノは必要ありません。アップライトピアノも要りません。理由は大きな音が鳴ってしまうからです。

楽器禁止のアパートって多いですよね。一軒家でも近所迷惑を考えて19時以降は演奏できないでしょう。社会人は夜しか時間がありません。夜に練習できないピアノは無駄です。

そこでヘッドフォンの使える電子ピアノ・キーボードを買いましょう。

最近の電子ピアノは本格的なピアノのように鍵盤のタッチが重くできています。(軽いものもありますが。)詳しくはこちらの記事をご参照ください。

icon-chevron-circle-right ピアノ初心者の大人が買うなら88鍵盤のキーボードか電子ピアノで十分な理由

ピアノとパソコンを同室内に置く

教材をフルに活用するのならパソコンが必須です。

映像を流す時、TVを使っていませんか?TVとピアノが真正面に並ぶ家庭ってまずありません。映像を見る時、横を向きながら演奏することになります。これでは練習になりません。

目線の基本は手元。慣れてきてようやく手元から目を離せるレベルになります。

そこで、パソコンを使いましょう。パソコンならピアノの真正面に置くことも可能なはずです。ノートパソコンならもっと便利ですね。

メトロノームを活用する

楽器演奏にリズム感は必須です。一定のテンポで練習しないとリズムがバラバラになり、曲の演奏は上達しません。(単純にピアノを弾く筋肉を鍛えているだけ。)

そこでメトロノームを買いましょう。

ゆっくりとしたテンポで構いません。自分が演奏できる範囲内でテンポを設定し、曲を練習しましょう。分からない部分が出るたびに演奏を止めていると、そこまでしか練習できませんから。

リズムパートやオケと一緒に練習する

ドラムパート・ピアノ以外の演奏部分と一緒に練習すると「楽器を弾いている感」が出ますよね。これが練習速度に影響します。

 icon-circle 演奏が楽しくなる

  演奏が楽しいと練習量が増える

  リズム感が養われる

  自分の弾いている音に耳を傾けようとする

リズム感に関してはメトロノーム部分で書いたのと同様です。

自分の演奏だけを聞いていると「ああ、下手だなぁ。」という印象しか持ちません。他楽器と一緒になることで、それなりに演奏できている雰囲気が出ます。演奏が楽しくなればおのずと練習量も増えてきます。

練習道具を片付けない

メトロノームや教材に関してなのですが、使った後に片付けてはいけません。ピアノの譜面台にでも置いておきましょう。

理由は簡単。

練習したい時にパッと練習する環境が必要

だからです。

ギターを練習するとしましょう。ほこりがかぶるからと毎回ケースに入れていてはいけません。練習したい!と思ったら即練習できる環境が楽器演奏には必要です。

ピアノも全く同じです。ピアノはカバーをするだけなので直ぐに演奏できる状態にはできます。しかし教材やメトロノームは片付けてしまいますよね。そうすると、教材・メトロノームを使った練習をしなくなります。これは上達速度を半減させるだけです。

見た目が汚くても構いません。目的はあなたがピアノを弾けるようになることなのですから。

まとめ

 icon-circle 映像とセットになった教材を買う

  ヘッドフォンの使える電子ピアノ・キーボードを買う

  ピアノの真正面で映像が見られる環境を整える

  メトロノームを使う

  他楽器とセッションする

  練習道具を片付けない

以上です。

発表、楽譜のコードを勉強する5つのメリット

曲を演奏するには楽譜通りに弾かなければいけないと思っていませんか。

原曲を再現したい場合、楽譜は料理のレシピのような存在になります。楽譜通りに演奏しないと原曲にはなりません。しかし、世の中には原曲を簡単にアレンジした楽曲が星の数ほど存在します。

人はメインメロディーと和音(コード)の演奏があれば、その楽曲が何なのか判断できます。

あなたが「プロになるつもりは無いけど、色んな楽曲を演奏したい」と思っているのなら、たくさんの楽譜を購入するのではなく楽譜のコードを勉強することが効率的です。

他にも、楽譜のコードを勉強することでピアノ演奏が上達する5つのメリットがあるんです。「コードは難しそう。」と感じて勉強をしていないあなた。コードを勉強することで初心者から抜け出すことができますよ。

どんな曲でも演奏できるようになる

メインメロディーが似た曲っていっぱいあるんですよ。検索すれば100万件以上もヒットします。これを別の曲だと分からせているのが「アレンジ」と「和音」です。

アレンジは楽器の種類やどんな雰囲気で演奏するか、を表したものです。今回、楽器はピアノに限定されています。演奏法に関しては技術力が必要になりますが、白玉だけでもバラードチックなアレンジになります。

和音はメロディーに対する響きです。カラオケで言う、オケの部分に該当します。和音が理解できれば「この曲のサビはこのコードだな。」という判断ができるようになります。

メロディーとオケが演奏できればカラオケと一緒。誰の何の曲でも演奏できるようになります。

難しい部分をアレンジできる

楽譜通りに演奏していると「ここだけ演奏できない!」って場面が出てきますよね。ここだけ簡単にならないかたって思ったことありませんか?コードが分かっていればできるんです。

コードが分かるとその小節内に何の音が使われているか分かるようになります。

どれだけ楽譜が細かく書かれていても、それは「アレンジ」であって「コード」とは関係有りません。コードが分かれば自分で簡単にアレンジできます。使われている音が分かるため、白玉でも同じ楽曲の雰囲気が出せるためです。

後は原曲に近い雰囲気で自分の技術力の範囲内に変更してしまうだけです。

省いて良い音、ダメな音が理解できる

実は和音で省ける音ってあるんですよ。分かりやすいのが第5音です。ド・ミ・ソでCというコードになり、ド・ミ♭・ソでCmというコードになります。CとCmの違いって第3音何です。ドとミ・ミ♭さえ分かればソが無くても何のコードか分かるんです。

このように、コードは簡略化して演奏できる音とそのコード内で絶対に必要な音の2つがあります。省いて良い音が分かれば演奏はもっと楽になります。

作曲できるようになる

楽譜が読めてもアドリブ・作曲のできない人がいます。私は音大に通っていましたが、ピアノ演奏のコースに進んでいる人の半数以上が楽譜以外の演奏ができない人でした。それはコードの知識が無いからです。

冒頭で楽譜を料理に例えました。

レシピ通りに料理が作れる人とレシピを作る人は違います。どの調味料がどんな味か分からないとレシピは作れません。この調味料がコードです。

コードが分かれば自分好みなコード展開が分かるようになります。そこにメロディーを乗せるだけでオリジナル楽曲が完成します。

ピアノソロが演奏できる

アドリブもコードの知識が必要です。コード内で使って良い音・使ってはいけない音が理解できないと不協和音の連続になってしまいます。

アーティストが演奏した通りのピアノソロをコピーするのは大変です。それを自由にアレンジしてオリジナリティを加えた方が「凄い」って思われますよね。

ある程度、歳を取ってからの方がコードの勉強は進みます。社会人になってからピアノを学んでも昔からピアノを習っている人には適いません。しかし、コードの知識を付け、自由に演奏できる面では年齢は関係ありません。

【Alaska】シンプルなピアノとベースのジャズ系音楽素材

オリジナルjazz系ピアノ素材

【Alaska】

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カクテルの名前をイメージした音楽

皆さんは「アラスカ」と聞いて何を思い浮かべるでしょう。私は「氷」や「冷たさ」「カクテルの名前」を思い浮かべました。

お酒の世界では「アラスカ」は40度を超える非常に強いカクテルです。大人の男性がゆっくりと楽しむ一杯です。音楽素材【Alaska】もそんな大人向けの1曲に仕上げました。

【Alaska】にはPOPSのような楽しさも無ければ、流行の楽曲のような面白さもありません。しかし、頭に残るサビ部分のメロディーと分かりやすい展開で人に聞きやすい作りになっています。

使用した音の種類

DAWソフトの「Sonar」に付属しているTrue pianosとソフト音源D-proのフレットレスベースのみを使用しています。

Turepianosは付属のピアノ音源としては高いレベルを誇っています。リアル差はありませんが、音の加工・音の自由度が高いからです。AlaskaではピアノとE-pianoの中間のような柔らかく冷たさのある音に加工しました。

D-proも付属のソフトシンセでありながら使い勝手の良い音源です。300を超える種類の音が入っており、ベース音だけでもカテゴリ分けされるほどの種類を持っています。今回使用したフレットレスベースは音の芯がしっかりしており、音程も分かりやすいという特徴を持っています。(Finger Bassは音の始まりで音程がぶれます。)

少ない音色であるため、使用する音にこだわりました。

使いやすい場面

シンプルな楽曲なのでBGMとして場の邪魔をせずに使うことが可能です。

例えばBarや都会のシーン。大人同士の会話のシーンで使えます。演劇・ゲームだけでなく実店舗のBGMとしてもお使い頂けると考えています。

もちろん無料でお使いいただけますので、宜しければご視聴ください。

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運指がピアノ上達に必須なのか、真剣に考えてみる

「指の動きが違うでしょ!」「ここはこの指とこの指を入れ替えるの!」ピターンっ!(指を叩かれている)

私がクラシックピアノを習っている時、こんな感じでした。これで本当に効果があるのかなー?と思い続けていました。結果、効果ありませんでしたよ。jazzピアノの方がよっぽど上達しましたから。

ピアノと言えば運指のイメージがありませんか?指の動きが悪かったらピアノ演奏はできない。果たしてそうなのでしょうか。私も音楽で食べていた時期がありますので、真剣に考えてみました。

ピアニストにならなければ必須ではない

クラシックピアノ講師が言うことはいつも一緒です。

「ここで指を移動させないと次の音が演奏できない。」

やってみると納得。確かにその通りなんですよ。けど、これってこの楽曲だからですよね。他の楽曲でも同じ場面があるでしょうが、それはクラシックに限ってのことです。クラシックは譜面どおりに演奏しないとその楽曲になりませんが、他のジャンルでは音を少なくしても問題ありません。

jazzはアドリブ中心だし、ポップスもコード進行と音のぶつかりが無ければある程度自由に演奏できます。必要じゃない音が1音減ったからと言って誰も気付きませんよ。

運指は難しい曲を演奏する際に必要

運指が必要なのは難曲です。指の形まで決めないと手がついていかないような曲。社会人になってからここまでの楽曲に挑戦するでしょうか。(俺はどうしてもショパンが弾きたい!という人は別ですよ。)

仕事・家事に忙しくまとまった練習時間も取れないと思います。そこで運指から練習していては上達までに10年は必要です。毎月6,000円がレッスン費用なら10年で72万円!軽自動車の中古車が買えちゃう金額です。

ピアノを楽しむ・ライブで使う程度なら問題なし

私はjazz系講師のおかげでピアノが上達しました。もちろん運指は教わっていません。(明らかにおかしい部分だけは直してもらいましたが。小指がプルプルするような手の形とか。)

それでも最寄の駅前でピアノライブを開催しましたし、演奏を録音した音楽がテレビで使われました。運指って演奏者が考えるほど視聴者は理解していないんですよ。そもそも指の動きなんて見えてないですから。

運指よりもピアノに触れる時間を

他記事でも口をすっぱくして言っていますが、初心者に必要なのはピアノに触れる時間です。ピアノを触っている時間=上達時間みたいなものです。

習っていたので分かりますが、運指ってつまらないんですよ。来る日も来る日もドレミファソラシド。それよりも曲を教えろ!弾かせろ!って気持ちが芽生えてきます。

あなたが演奏したい曲をいきなり始めても良いんです。運指ばかりしてピアノが楽しくなくなっては意味がありませんから。

初心者はピアノの練習時間で上達速度が決まる

これまでの記事でピアノの上達は習う場所ではなく「習う人」「練習法」で決まると書きました。演奏しつつ学ぶと上達速度はあがります。現在もプレイヤーとして活動している人に習うと実践的に演奏法を学ぶことができます。

これ以外にも、さらに上達速度を速める方法があるんです。

それが「練習時間」です。

練習時間を確保するだけで上達する

社会人は時間がありません。残業のため平日は自分の時間が全く無い人も居ます。彼らが気分転換にピアノを学んでも「人差し指で音を出すのがやっと」ぐらいにしか上達しません。練習しても、その練習成果が身体に残っている間に復習しないと忘れていってしまうからです。

練習時間を確保するにはいくつか方法があります。

 icon-check 教材を買って自宅で練習する

  1度の練習時間を短くする

  オケと合わせて演奏練習する

  外出時にアプリで練習する

この中で現実的なのは自宅での練習です。

社会人にとってピアノの駅前レッスンはお金の無駄で書きましたが、駅前レッスンで社会人に教えるのが上手な先生に出会える可能性は高くありません。ほとんどがクラシックピアノを習っていた音大卒で、低年齢層へ教えることを学んできたからです。

駅前に行くだけでも時間がかかりますし、前の生徒のレッスンが長引いてしまう可能性もあります。先生によっては時間短縮する方もいます。

移動時間・待ち時間を全て練習に使うために自宅での個人勉強をおすすめします。

長時間練習より30分練習をたくさん行う

ピアノに関しては1度に長時間の演奏練習はおすすめしません。初心者は演奏できなかった部分を繰り返して学習するより、先の難易度へ挑戦していった方が上達するからです。

例えばバイエルの「ドレミファソラシド」を繰り返し演奏する楽曲で、ソラシドの演奏が遅くなってしまうとしましょう。これを完璧になるまでに練習すると時間がかかります。結果、長時間の練習になります。「今日はたくさん練習できた!」と満足するかもしれませんが、実際にはほとんど進んでいないんです。

30分の間に今の自分が演奏できる場所まで突き進んでしまうのをおすすめします。簡単な練習曲の内容は次の練習曲にも盛り込まれているからです。

もっと言ってしまえば、あなたが好きな曲をひたすら演奏している方が難易度的には上達が見込めます。それに曲を演奏していた方が音楽を楽しめますしね。

ピアノを始めるなら「どこで習うか」ではなく「誰に習うか」が重要

私の友人で音楽大学卒業後もピアノを習っている友人がいます。彼女は京都にいるのですが、レッスンは名古屋で受けています。先生が愛知の人だからです。普通に考えると京都で同レベルのピアノが演奏できる先生に教えてもらえれば良いと思うのですが、それではダメなのだそうです。

先生も人であるため、あなたとの相性があります。練習の進め方、モチベーションの保ち方など、先生により色んな教え方があります。「俺は絶対カワイで習うんだ!」「ヤマハじゃないと上達しなさそう。」という考え方は辞めた方が懸命です。

私が経験した先生別の特徴

私はアコーディオン・クラシックピアノ・ジャズピアノ・ヴィオラを習いました。クラシックピアノとアコーディオンはカワイ・ヤマハです。それ以外は大学の講座になります。

icon-caret-right ヴィオラ オーケストラ所属の若い女性

 クラシックピアノ 年配の主婦

 ジャズピアノ 現役のアメリカ人ジャズピアニスト

 アコーディオン 初老の男性

が講師でした。それぞれの教え方の特徴をまとめてみましたので、参考になれば幸いです。

現役オーケストラ所属員のレッスン

ヴィオラと言うヴァイオリンを大きくしたような楽器を名古屋のオーケストラ所属の女性に2年間習いました。彼女の授業は譜面演奏と指使いを組み合わせた進め方です。運指だけの運動は無く、バイエルのような簡単な楽曲を演奏しながら指使いを直していきました。

上達は早く2年間でサンタルチアなど、聞きやすい楽曲が演奏できるまでになりました。現役のプレイヤーだからでしょうか、直ぐに実践できる形で練習法を考えてくれたことが上達の鍵だったと思います。

駅前ピアノの主婦のレッスン

子供に教えるとの全く一緒の流れ。運指から始まり、バイエル→ブルグミュラーの流れです。私が音大に行っており、音の知識や作曲法を分かっていると知りながら幼児に教える一緒の練習法になりました。

上達ゼロです。家でも大学でも練習し、レッスンも4年間受けましたが、譜面を見ながら指が動くような状態になりませんでした。習った楽曲は演奏できるようになりますが、ただそれだけです。

人より教え方を変える考え方が無かったように感じました。

現役のアメリカ人ジャズピアニストのレッスン

ジャズピアニスト

DonnySchwekendiek ダニー・シュエッケンディックさんが私の師匠です。

私が和音(コード)の知識を持っていると知り、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰというジャズの基本的なコード展開でアドリブ演奏をする練習法を教えてくれました。全ての調のⅡ-Ⅴ-Ⅰを演奏していきます。この練習法が終わると「A列車で行こう」「サマータイム」などスタンダートなナンバーをアドリブで演奏します。

当ブログのピアノ素材をお聴き頂ければお分かりになりますが、4年間でここまで演奏できるようになりました。アドリブ演奏は運指が合ってないようなものです。どうしても指使いがおかしい場所だけ訂正して頂き、それ以外は自由に演奏しました。おかげで指が柔らかくなり、短期間での上達に繋がったと思います。

初老男性のレッスン

アコーディオンはYAMAHAで63歳の男性に習いました。アコーディオンプレイヤーであり、アコーディオン協会でも顔の広い方でした。しかし、教え方は合ってないようなもの。

数冊の教科書どおりに進めていき、それ以外は私が演奏したい曲を持ってくる形になります。

私から聞く・話しかけるをしないと何も教えてくれず、基本は見て覚えろのスタンスでした。1年間習いましたが上達ゼロです。家で好きなコードを演奏しながらアドリブで遊んでいた方がずっと上達しました。

社会人にとってピアノの駅前レッスンはお金の無駄

大学と駅前ピアノ教室でのピアノレッスンを併用してきました。その結果感じたことなのですが、駅前ピアノ教室は子供だけのものです。駅前に限らず、有名企業が開設している個別の音楽教室は無駄にお金を取られるだけのものです。

その理由をお話します。

調べてできることから教える

私がお金を払って習ったのはピアノ+アコーディオンの2種類です。どちらも流れは同じ。

 icon-caret-right 教材を揃える

  自宅で教材に書かれている曲を練習する

  先生の前で練習する

  先生のダメだし

以上です。どうやったら演奏しやすくなるのか、自分に向いている教材は何なのか、という疑問には答えてくれません。小学校の授業のように教科書を読むだけのような流れがほとんどです。

アコーディオンの際も音の並び方や楽器の持ち方など、調べれば分かるようなことで1ヶ月が過ぎていきます。講師に習うのは講師から「より上達する方法を学ぶため」のはずです。自分で解決すること、自分の努力で改善する結果ならお金を払って学ぶ必要は有りません。

特定の曲を演奏できるようにするだけ

ほとんどの講師が「教科書に載っている曲の演奏」を最終目標にしています。その曲が演奏できたから同レベルの曲が演奏できる結果にはなりません。英語を理解せずに暗記するのと似ています。

と言うのも、社会人向けのレッスンがピアノの本格レッスンでは無いからです。ピアノの上達はしばらくはピアノに触れる時間と比例しますから、駅前に通うお金と時間を個人の練習に使った方が上達します。自分で教材を買い、DVDを見ながら演奏すれば良いからです。

人前で演奏する機会を作る

大手企業の講師は教え方にレジュメがあると考えられます。私の場合、アコーディオンとピアノで別の企業で習いました。しかし、教え方に大きな差はありません。大学の場合、全く違った方法で教えてもらいました。その結果、4年間でピアノ曲によりお金が貰えるまでに成長できたんです。

企業でお金を払って講師に習うメリットは「講師の前で演奏する」だけです。講師に「練習してこなかったの?」と言われないために熱心に練習します。そして講師のおかげで上達したかのように思い込んでしまいます。

なので、音楽サークルや趣味的なバンド・演奏仲間を作り音楽スタジオを借りて練習するようにしてみましょう。同じレベルで上達していくと思います。高校でバンドを作った人たちがある程度までギター演奏できるようになるのと同じです。