運指がピアノ上達に必須なのか、真剣に考えてみる

「指の動きが違うでしょ!」「ここはこの指とこの指を入れ替えるの!」ピターンっ!(指を叩かれている)

私がクラシックピアノを習っている時、こんな感じでした。これで本当に効果があるのかなー?と思い続けていました。結果、効果ありませんでしたよ。jazzピアノの方がよっぽど上達しましたから。

ピアノと言えば運指のイメージがありませんか?指の動きが悪かったらピアノ演奏はできない。果たしてそうなのでしょうか。私も音楽で食べていた時期がありますので、真剣に考えてみました。

ピアニストにならなければ必須ではない

クラシックピアノ講師が言うことはいつも一緒です。

「ここで指を移動させないと次の音が演奏できない。」

やってみると納得。確かにその通りなんですよ。けど、これってこの楽曲だからですよね。他の楽曲でも同じ場面があるでしょうが、それはクラシックに限ってのことです。クラシックは譜面どおりに演奏しないとその楽曲になりませんが、他のジャンルでは音を少なくしても問題ありません。

jazzはアドリブ中心だし、ポップスもコード進行と音のぶつかりが無ければある程度自由に演奏できます。必要じゃない音が1音減ったからと言って誰も気付きませんよ。

運指は難しい曲を演奏する際に必要

運指が必要なのは難曲です。指の形まで決めないと手がついていかないような曲。社会人になってからここまでの楽曲に挑戦するでしょうか。(俺はどうしてもショパンが弾きたい!という人は別ですよ。)

仕事・家事に忙しくまとまった練習時間も取れないと思います。そこで運指から練習していては上達までに10年は必要です。毎月6,000円がレッスン費用なら10年で72万円!軽自動車の中古車が買えちゃう金額です。

ピアノを楽しむ・ライブで使う程度なら問題なし

私はjazz系講師のおかげでピアノが上達しました。もちろん運指は教わっていません。(明らかにおかしい部分だけは直してもらいましたが。小指がプルプルするような手の形とか。)

それでも最寄の駅前でピアノライブを開催しましたし、演奏を録音した音楽がテレビで使われました。運指って演奏者が考えるほど視聴者は理解していないんですよ。そもそも指の動きなんて見えてないですから。

運指よりもピアノに触れる時間を

他記事でも口をすっぱくして言っていますが、初心者に必要なのはピアノに触れる時間です。ピアノを触っている時間=上達時間みたいなものです。

習っていたので分かりますが、運指ってつまらないんですよ。来る日も来る日もドレミファソラシド。それよりも曲を教えろ!弾かせろ!って気持ちが芽生えてきます。

あなたが演奏したい曲をいきなり始めても良いんです。運指ばかりしてピアノが楽しくなくなっては意味がありませんから。

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