ピアノを習う時、取り合えず
- 好きな楽譜
- バイエル
を買えば良いと思っていませんか?
実は他にも
- コード譜
- 和音勉強用の教科書、楽典
という選択肢もあるんです。このどちらを買うかで今後の勉強方が変わってきます。
弾きたい曲があるなら楽譜
「どうしても来年の結婚式で披露したい曲があるんだ!」
というように、具体的な目標があるのなら楽譜を買いましょう。その楽譜をゆっくり練習していれば、いつかは弾けるようになります。
どうしても難しい場合は、同曲の簡単なアレンジを探して練習しましょう。
何でも楽譜を見て演奏したいのならバイエル
クラシックのピアニストって楽譜を見ただけで何でも演奏できますよね。あのレベルを目指したいのならバイエル・ブルグミューラーのようにクラシックの練習本を買いましょう。
他の記事で運指や講師は必要無いと書きました。しかし、ピアニストレベルを目指したいのなら必要です。講師から手取り足取り教えてもらい、10年前後続ければそれなりのレベルに達します。
逆に言えば初見で演奏できるようになるのは、それほど難しいことなのです。
楽譜通りじゃなくてもOKならコード譜
私は楽譜は全くと言って良いほど読めません。しかし、ポップスの曲なら数時間頂ければ演奏できるようになります。
それは、
コードを知っているから
です。
メロディーってほとんどが単音ですよね。単音なら絶対に弾けます。初心者でも弾けます。問題は和音です。
各和音の構成を知っていれば自分で好きなようにアレンジできます。なので、コード譜を勉強すると楽譜通りではありませんが一通り演奏できるようになります。
他にも、
- 作曲ができるようになる
- 簡単に演奏できるので楽しくなる
- アドリブが上手になる
というメリットがあります。
楽典は必須?
ざっくり言うと楽典は
和音・調・曲の構成
のように、演奏法ではない部分を学ぶ為の学問です。(一部、演奏法もありますが。)
これを学ばなくてもピアニストになれます。しかし、結局は同じ事を覚えていくことになります。曲には必ず転調や楽曲構成が含まれる為ですね。
和音と一緒に楽典を勉強すると
- 調が変わった時にどの鍵盤が使えるか即座に分かる
- 和音が身に付く
- 作曲時、曲の流れや構成の基本が分かるようになる
というメリットがあります。
私自身、楽譜を見て練習はしてきませんでした。しかし、コード+楽典は嫌になるほど勉強しました。頭で音楽を考えることで、ピアノの上達にも繋がるんですよ。