音楽だけでは99%の人が食べていけない?

私の大学時代の友人で音楽のみで食べている人は1人もいません。アーティストとして活動している子も司会業・アルバイトで別の収入を得ています。

自分1人が生きていくだけの金額なら稼げないこともないんです。問題なのは一般的な生活を送りたいとき。家族を持ち、家を買い・・・そうなると音楽のみの報酬では不可能です。

音楽業界への参入が難しいのはここなんです。誰もがやりたい仕事だからお金になりません。そこで、音楽は「楽しさ・自己表現」の考え方にしておき、収入は別で得ることをおすすめします。

音楽を生かした副業

私はサウンドプロダクションと契約し、曲が使われれば使われるだけお金が入ってくるようになっています。最初の頃は月に7~8万円入っていましたが、ソフトが進歩し誰でもそれなりの音楽ができるようになってからは使われなくなりました。現在は1万円収入があれば多いほうです。

ニュースやラジオでの需要があるため、ドロドロした曲・怪しげな曲を自由に作れる人なら相当の収入になります。

当ブログのように音楽系のコンテンツを充実させ、広告収入を得るのも良いでしょう。私はブロガーとしても活動していますが、音楽系の広告(アフィリエイト)も充実しています。本当に使えるサービスを提供することであなたにも、あなたの記事を見てくれている人にも利益を生み出すことができます。

利益よりも大切なもの

音楽を楽しんでいる人は何かにこだわっている人がほとんどです。創作意欲があるため、音楽だけでなく美術・建築・経営など外へ発信する分野で活躍しています。音楽は人と人を繋げる強い力があるため、音楽から仲間を増やしていくことができます。その結果、仕事や利益に発展する可能性があります。

私は音楽を通じて数十人の仲間ができました。どの都道府県に行っても一緒に飲める仲間がいます。人生の潤いを感じますし、自分が何かに失敗しても立場の違う人からアドバイスを頂けるのが心強く感じます。

音楽だけで食べていくのは難しいですが、それ以上に音楽を続けるメリットがあると確信しています。なので、食べることを目標とするよりも音楽を楽しむことを考えることで仕事に繋がっていくケースが多いです。

自分を安く売ってはいけない

仲間が増えてくると自分の能力を格安で提供してしまうことがあります。実力以下の価値で自分を売ってしまうと、元の価値に戻れません。利益を貰わないのなら友人関係ということでタダで作曲する。利益を貰うのならしっかりとした代金を頂く。この考えを忘れないで下さい。

音楽を学ぶための投資額+機材費は1000万円?!

音楽を本格的に学ぶためには医師・薬剤師クラスの投資が必要です。

音楽大学 学費 800万円~

これだけで他の学校の1.5~2倍の費用になりますからね。ピアノレッスンも6年間続けていれば1月5,000円×12×6=360,000円もかかります。

もちろん費用を抑えるコツもあります。そのためにも自分が何になりたいのかを早めに決める必要があります。

音大に行くメリット

私は貧乏な家庭に育ちましたが、親に無理を言って音大に入学させてもらいました。今となってはこれが良かったと思っています。音大に行ったことにより

icon-check ハイレベルな仲間たちと知り合いになれる

 教授・講師の技術+コネが強い

 学費が高いので真剣になる

 2~3つの専門分野を同時に学べる

のメリットがありました。

特に仲間たちとの出会い・多数の専門分野が学べるのは強みです。私はDTM関連の作曲コース(サウンドメディア)でしたが、jazzピアノ・音楽ビジネス・録音技術などの分野まで学習できました。4年間で専門学校にいくつも通ったような技術が身につけられるのがポイントです。

何かを犠牲にしよう

変わりに勉強以外のことはほとんど捨てました。バイトもほどほどにし、車・外食・衣類に使うお金はほぼゼロです。講義の空いた時間は全て自主勉強・ピアノレッスンをしていました。そのくらい真剣になって初めて音大に通うメリットを感じられます。

専門学校のメリット

一方で専門学校にもいくつかメリットがあります。

 就職しやすい

 学費が比較的安い

 入学しやすい

といった点です。技術・機材設備に関しては音大に適いません。しかし、「プレイヤーになりたい!」「エンジニアになりたい!」と、自分がなりたいものが決まっている人にとっては心強い見方です。何と言っても学費が安いですからね。3年で卒業できるので、早めに社会人として行動できるのも強みです。専門性が強いため、その分野での就職がしやすいのも特徴です。

何となく専門に入った仲間が多いため、学ぶ姿勢が崩れてしまうと無駄な3年間になります。自主的に学ぶ姿勢を忘れないようにしましょう。

自分で習う必要は無い?

高校・大学からピアノを習う場合、カワイなどの教室で習うメリットは感じられませんでした。私は4年間アルバイトをして通い詰めていましたが、大学のjazzピアノの先生に週に1度習う授業の方が余程勉強になりました。というのも、ピアノ教室では楽譜通りにピアノを弾く方法を習うだけだからです。

個人での楽器練習は教材を使い自主的な学習にしておき、疑問点等を学校の講師に聞くほうが効率的ですし安いです。あなたがプレイヤーになりたいのなら別ですが、プロレベルの演奏力を持つ必要はありません。それならプレイヤー専門でやっている人に適わないのですから。

繰り返しになりますが、何になりたいのか・何を学びたいのかをハッキリさせ、その専門性に特化するように投資しましょう。50%の技術を4つ持っていても100%の技術1つには勝てません。

【コスモス】結婚式のために作ったオリジナルピアノ素材

秋の結婚式をイメージした楽曲

【コスモス】

DLはこちら

聴きやすいメロディーのハッピーな1曲

2006年に知り合いの結婚式用に作ったオリジナル楽曲です。聴きやすさ、覚えやすさを意識して作りました。オリコン1位の楽曲に取り入れられているコードの進行を取り入れ、誰からも愛されるような1曲となっています。結婚式が秋だったため、秋の花畑をイメージして作りました。

そのため、

穏やかな秋空・結婚式・幸せな日常

の展開に使いやすい楽曲です。

曲のジャンルは

バラード

です。

演劇での場面展開、告白など様々なシーンで活躍できる1曲です。

楽器が弾けなくても音楽家になることは可能

「えっ?作曲できるの?楽器は弾けないのに?」と言われたことがあります。ほとんどの人が作曲=ピアノ演奏可能と思っていますからね。私は大学に入るまで趣味程度にギターが弾けるだけの演奏能力しかありませんでした。(大学でjazzピアノを習い、現在はアドリブで自由に弾けるまでになりました。)

楽器が弾けなくても専門学校主催のコンペで最優秀賞を取りましたし、商業用の楽曲も作成しました。昔と違い現在は楽器演奏能力は必須ではありません。ハード面・ソフト面の機械が進歩したためです。

楽器が弾けるメリットとは

しかし、楽器が弾けることは推奨します。理由は簡単。便利だからです。現在、私はピアノをある程度思ったとおりに演奏できますが、作曲時に非常に役立っています。先にピアノでコードやバッキングを演奏し、その上に他の楽器を鍵盤を使いリアルタイム録音していきます。ずれた部分はクォンタイズという機能でそろえて終わり。簡単な曲なら1時間で形にできます。

楽器が弾けない場合は全て打ち込み・サンプルを使った音楽になります。リアルタイム録音のように独特の揺らぎが得られません。時間もかかります。

ビジネスにする場合、生演奏を使いたい場合は演奏者にお金を払って依頼をしなければいけません。自分で演奏できる場合、そのギャランティはいりませんよね。

生演奏のように打ち込めるソフト

私はjazzピアノが基礎なので他の楽器は使えません。ギターはソフトを使って生演奏のように鍵盤で録音しています。現在のソフトは発達しており、コードも簡単に演奏できます。ギターもストロークできますし、ハンマリングなどの奏法もボタン一つで切り替えられます。

ピアノに慣れよう

DAWへの入力はMIDIキーボードが中心になります。楽譜を見て演奏できなくても構いません。(私もできませんから。)ただ、ピアノに慣れておく必要はあります。どこが基本となる「ド」の音なのか・時間がかかってもコードは打ち込めるのか、この程度でも全く触れないのとは大違いです。

各楽器の違反となる演奏も覚えておかないといけません。ギターならピアノのように細かな演奏は難しいでしょう。その場合、2本のギターを使い左右にpan振りをして交互に演奏するなどの方法を取ることでリアルな音楽に近づけられます。

まとめ

icon-check 演奏はできなくてもOK

 ピアノには最低限慣れておこう

 演奏できない楽器の知識は必要

 ソフトにはお金を掛けよう

音楽をするのに絶対音感って必要なの?必要じゃないの?

子供の頃からピアノレッスンをしていると音感が身に付きます。一方で私のように高校・大学から音楽を始めた場合、絶対音感は身に付きません。相対音感は身に付く可能性があります。

DTMが主流となっている時代なので音感が無くても音楽はできるんじゃないの?とお思いでしょう。確かにその通りなのですが、ビジネスになると違います。

絶対音感と相対音感

絶対音感とはどんな音でもドレミファソラシドに置き換えられる能力です。例えば車の通った音、救急車のサイレンでも音程として判断できます。

相対音感は曲の中で鳴っている音がどの音程か判断できるタイプの能力です。「タイプ」と言ったのは人により差があるからです。ドの音を聞けば次に聞いた音の音程が分かる人もいますし、和音を聞いてコード名が分かる人もいます。これは訓練が必要です。

どうして音感が必要なのか

例えば曲のカラオケ化の仕事が来たとしましょう。楽譜が貰えるわけではありません。曲そのものが届いて、自分でMIDIとして打ち込まないといけません。メインの音はともかく、オケの音の1つ1つを判断するのは職人技です。音感が無ければできません。

私は学生時代に講師と一緒にオーケストラの作曲をしたことがあります。楽団員から「この音程、間違っているんじゃないの?」と言われても、実際に演奏して頂き何度も聞かないと分かりませんでした。音感のある人は音符を見ただけで頭に音がなります。不協和音なのかどうかも即座に判断できますから、無駄なやり取りが無くなります。

レコーディングエンジニアの場合、演奏の音程を直さないといけません。その場合、音程が上がっているのか下がっているのかを判断し、ソフトで微調整します。音程が分からないと直しようがありません。

作曲の場合は無くても良い

作曲者の場合、自分の思ったように音楽を作ることができます。ギターも打ち込みなのか生演奏なのか決めるのは自分です。音感があれば楽に作業することはできますが、無くてもそこまで時間はかかりません。そのくらい現在のDAWや音楽ソフトは発達しているからです。自動に音程を直してくれるソフトも出ていますからね。

もちろん、ソフトをそろえるのにはかなりの金額が必要です。

趣味として作曲する場合でも根本となるDAWのお金をケチってはいけません。ソフトが良ければ良いほど自分の音楽的な技術は少なくて良いんです。

まとめ

icon-caret-right 絶対音感は必ずしも必要ではない(オーケストラなどクラシックに関連する分野では必要)

 相対音感はある程度必要。学校の授業で学ぶことができる。

 音楽的に能力が劣る場合はソフトでカバー。

音楽で就ける職業ってどんなものがあるの?

一般的に「音楽で食べたい!」と思う人はミュージシャン・アーティストになりたい人でしょう。彼らは本当に運が良かった一握りの人物です。テレビに出ている人よりも技術力があるプレイヤーは山のようにいます。それでも表に出ていないのには色んな理由があるんです。

音楽で就ける職業は実に多彩です。単にアーティストを夢見るよりは音楽に携わる仕事をしながらきっかけを待った方が効率的だと思いませんか。(レコード会社の人とも知り合いになれますし。)

ざっくりと音楽で就ける職業についてご紹介します。

音楽系職業

 icon-check-square アーティスト

好きな音楽を作り、CDやライブ・動画配信で収入を得る職業。どちらかと言うとアイドルに近い。誰もが憧れ、一番就くのが難しい音楽系職業。

  プレイヤー

楽器演奏者。アーティストのバックで演奏することもあれば、依頼を受けてサポートメンバーとして演奏することもある。レコーディング時のみ演奏する、スタジオ専用プレイヤーも需要がある。

オーケストラ楽団に入るのもプレイヤーの一種。楽団により大手企業・零細企業クラスの違いがある。

 教師

自分の技術を人に教える職業。プレイヤーが個人で教えているケースも多い。学校の先生、ピアノ講師など需要が多く、一番就きやすい職業。ただし、収入はいまいち。大学での副担任的なポジションに就けると安定した収入になる。

  エンジニア

スタジオでレコーディングを行う人。また、レコーディングされた音源をミキシングする人。音楽の質を向上させたり、規格に合ったものに修正する。レコーディングはアーティスト以外でも録音できるものなら全てに需要があるため人気の職業。しかし、スタジオでの下積みはラーメン屋の修行のように地獄。

 作曲家

ゲームの音楽、既存の曲のカラオケ化など音を形にする仕事。アーティストの曲を作ることもある。スマホゲームの種類が増えたため需要があるが、個人で活動するにはコネが必要。基本的に都市部でのみ仕事にありつける。

  音楽系会社

音楽ソフトの開発、サンプルCDの企画、アーティストの発掘など音楽に関するビジネスを担当する。最近では北海道のクリプトン社が伸びてきている。入社してしまえば仕事内容が音楽に関するのみでサラリーマンと一緒。情熱があれば入社するのは可能。仕事自体は厳しいが、サラリーマンなので安定した生活ができる。

ライブハウス運営、音楽カフェなど小規模な会社(自営業)もある。学生時代にアルバイトをしていて就職するのが一般的。

さらに細かく分かれる

プレイヤーでも何の楽器を担当するか。クラシックなのかジャズなのかにより需要が変わります。

教師も一緒で大学卒業後に大学の講師になる人もいます。小学校で合唱を教える人もいます。

まずは楽器を弾きたいのか・目立ちたいのか・人と触れ合いたいのか、など、音楽をする意味を再確認しましょう。そうすることで新しい道が見つかるかもしれません。

音楽で食べたい人が考えておくべきこと

音楽で食べるための基礎

icon-chevron-circle-right 音楽で就ける職業の種類

 絶対音感って必要なの?

 楽器が弾けなくても音楽家になれる・・・が

 薬剤師クラスの初期投資が必要

 99%が音楽のみでは暮らしていけない

 アーティストなのか職人なのか

音楽の収入について

icon-check-circle 著作権料の収入

 同人活動での収入

 音楽系に就職する人が少ない理由

【祖母】ありそうで無かった和風メロディのjazz音楽素材

田舎・朝の光の優しさをイメージした楽曲

【祖母】

DLはこちら

亡くなった祖母に捧げるjazzバラード

ずっと祖父にうとまれていたので、祖母に可愛がってもらいました。その祖母が他界する前に、信じられないほど強い力で手を握られ「頑張れよ。」と言われました。小さい頃の記憶が一気に蘇り、祖母に対する曲を書きたい!と思ったんです。できあがった曲が「祖母」です。

当時、jazzピアノを習い終わったばかりだったため、jazzをモチーフに和風なイメージを取り入れたいと考えました。ありがちなメロディーだけどモダンな雰囲気に。他には無い温かみのある都会と田舎が融合したような曲になりました。

縁側・路地裏・街中の公園

に使える楽曲です。

曲のジャンルは

jazzバラード

です。

祖母をテーマにした簡単な動画、結婚式の動画でも使える音楽です。

【夢の続き】結婚式をイメージしたフリーミュージック

オリジナルピアノアルバム「Sepia mp」(セピアメゾピアノ)より10曲目。

【夢の続き】

DLはこちら

幸せがテーマのゆったりとしたピアノバラード

過去に婚約破棄を経験しました。当時は絶望的な気分で「この先どうなるのかな。」と漠然とした不安に襲われていました。その5年後、幸せな結婚をすることができました。自分の結婚式をイメージして作ったピアノ楽曲が「夢の続き」です。

「シンプルな音楽なのに心に残るメロディーを作りたい」と考えに考えた結果です。

結婚式・幸せな結末・ハッピーエンド

に使える無料素材です。

曲のジャンルは

バラード・癒し

です。

素材としてだけでなく、結婚式のBGM、ゲームミュージックとしても使いやすくアレンジされています。著名な音楽とかぶることはまずありません。自分だけのオリジナリティを出したい人に使える1曲です。

【優しい気持ち】ゆったりとしたjazzバラードの音楽素材

オリジナルピアノアルバム「Sepia mp」(セピアメゾピアノ)より9曲目。

【優しい気持ち】

DLはこちら

夜カフェスタイルの落ち着いたジャズナンバー

アメリカ人のジャズピアニストから大学にいた4年間レッスンを受けました。社会に出てから始めて作ったジャズ楽曲です。ポップス要素が強く、ジャズなのに聞きやすい不思議な楽曲に仕上がりました。

雨の日のBarや人気の少ない夜カフェでひっそりと聞きたくなる。そんな楽曲です。

イメージしたのは、

カフェ・夜・人の気持ち・秋の青空

です。

曲のジャンルは

ジャズバラード

です。

ED、街中の楽曲、お店のBGMとして使いやすいと思います。素材としてだけでなく、ipodに入れて街歩き・公園・電車でもお楽しみいただける楽曲です。

元楽曲

ボーカロイドですが、動画投稿サイトよりご視聴いただけます。

JOYSOUNDでカラオケ化されています。

歌詞

どんなことも 上手くいかなくて
誰かを責め そんな自分を責めて

何かにつけて 疎まれて
苦しみなんて 消えてしまえばいい

優しい気持ちは
この世界では無価値で
穏やかな歌も
届かなくて

歩き出せば つまづくことばかり
嘆いていた こんな自分は嫌だと

変わらない日々が こんなにも大切とは
強く生きなくても それでいいよ

優しい気持ちは 僕が僕である証
大事な人にだけ 解かれば良い