作曲したいならアーティストなのか、職人になりたいのか考える

当記事をご覧になっているということは、作曲や音楽に関して興味があることと思います。では、あなたは音楽でどんなことをしたいのですか?アレンジですか、それともオリジナル曲の発表でしょうか。

例えば陶器を作っている人がいるとしましょう。山にこもって思うままに作った作品を売って生活をしているのならアーティストです。企業から言われた商品を作って生活しているのなら職人です。音楽でもどちらかの売り方で生計を立てなければいけません。

まずは自分がアーティストよりなのか職人よりなのか考えて見ましょう。

アーティストに向いている人の特徴

icon-check 人と同じことをしたくない

 変わっている、自己中心的だと言われる

 物を買うときにデザインを重視する

 目立ちたい、凄いと言われたい

 人から愛されていないと不安になる

 普通の職業には就きたくない

 人生、色々あった方が面白いと思う

 感情的

職人に向いている人の特徴

 細かいことまでこだわりを持っている

 「なぜ、どうして」と物事を考えてしまう

 物を買うときに機能性やスペックを重視する

 縁の下の力持ち的なことが苦にならない

 場に馴染むことを好む

 完璧主義

 結婚願望が強い

キーワードは自由

私の場合、アーティスト思考です。音楽を職業にしていた時、「こんな曲にしなさい。ここの音は間違っている。」というような指示を頂きました。商業用楽曲はいわゆる使い勝手の良い曲が好まれるからです。メロディーが前に出すぎていてはニュース番組で原稿を読むアナウンサーの声が聞こえないかもしれません。あくまで曲はニュースを引き立てる道具だったからです。

しかし、私は自由に曲を作りたいと感じていました。人から作曲を頼まれた際も「自由に作らせてもらうこと」を条件にしています。作っている最中に口を出されることは極度に嫌いです。

職人思考なら指示通りの楽曲に仕上げ、それなりの稼ぎを得られるでしょう。しかし、そこに自分らしさはありません。ニーズに合ったものを作り上げるのが職人です。音楽は単に「生産物として選んだ」だけなのです。

間違った方向に進むと失敗する

あなたが職人思考なのにアーティスト系の仕事に就いたらどうなるでしょう。自由が苦痛になると思います。逆にアーティスト思考なのに職人系の仕事に就いてしまえば束縛されている状態になります。

私の講師でプロ並の演奏能力と絶対音感を持ったレコーディングエンジニアがいました。彼はどこの場所にも出られるような能力を持っているのに裏方に徹しています。前に出るよりもアーティストを育てたり引き立てる仕事に喜びを感じたからだそうです。

自分が何に喜びを感じるのかを改めて考えて見ましょう。

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