ピアノを好きになることは、ピアノ上達に必要不可欠なことです。
なぜなら、ピアノに触れている時間はピアノが好きな人ほど多いからです。ギターを始めた中学生を想像してみましょう。楽しみにしていたゲームを長時間プレイするように、ずっとギターを触っています。結果、高校までにほとんどのコードを演奏できるレベルに到達します。
では、どうやったらピアノを好きになるのか。その方法をご紹介します。
1.「好きなように遊ぶ」
ピアノが嫌いになる理由。それが「押し付け」です。
親から「テスト勉強しなさい!」と言われるとやる気が無くなったことってありませんか?ピアノも一緒です。講師からバイエルをやれだの、練習をして来いと言われるとゲンナリします。
そこで、何もかも忘れて好きなように弾いてみましょう。ただ、自分の心地良い音を出すだけで結構です。BGMの無いドラマのワンシーンを見ながら演奏してみるのも良いでしょう。
私のオススメするピアノ遊びは、
1コード・2コードだけ和音を決めて演奏する
ことです。
F-Emの流れを左手で演奏し、右手は白鍵盤だけ演奏しましょう。これだけで曲として成り立ちます。
しかも、
- 左手が開くようになる
- 右手の細かい動きが身に付く
- 必須コードが2つ覚えられる
など、メリットばかり!おすすめです。
※Fはファラド Emはソシレです(白鍵盤のみ)。
2.色んな音を出す
これまでの記事で「電子ピアノ」をおすすめしてきました。
ピアノ初心者の大人が買うなら88鍵盤のキーボードか電子ピアノで十分な理由
ざっくり言うと、
- 安い
- 軽い
- ヘッドフォンが付けられる
からです。そして、電子ピアノはピアノ音以外にも音色を持っています。
ギター・E.pianoはもちろん、オルガンやドラムも入っています。音を変えて演奏してみましょう。ピアノが違う楽器に感じられます。
ピアノとE.pianoの音色でも作り出せる雰囲気が違うためかなり遊べます。遊んでいるうちに自分好みなピアノ音も見つかるかもしれません。
3.リズムと合わせる
これも電子ピアノの特徴ですが、リズムパートを備えているタイプがあります。8ビート・16ビートなどリズムを決め、テンポを入力すればドラム演奏が始まります。
このドラム演奏と一緒にピアノを演奏してみましょう。
- リズム感が育つ
- ライブ演奏をしている気分になる
- ポップ・バラードなどジャンルに応じた弾き方が分かるようになる
と、メリットしかありません。
まとめ
私が音大に入った時に先生から「皆で音楽を楽しみましょう。」と言われました。学ぶのは大切ですが、音楽は好きでいることが一番大事です。感性で作るものですからね。