練習の前に「ピアノで何ができるようになりたいのか」を考える

ピアノは自由度の高い楽器の1つです。クラシック・jazz・民族系などジャンルを問わず使えますし、メインでもバックでも何にでも使えます。それだけに適当に練習するのではなく、ピアノで「何ができるようになりたいか」を考え、目標に合った練習法をしないと意味がありません。

ピアノに触れる時間を作るではいきなり曲を弾くことを推奨していますが、クラシックに興味があるのなら運指からはじめた方が良いでしょう。

あなたはピアノで何がしたいですか?実際にどんなことが可能性としてあるのか、例を交えてお話します。

クラシックピアノを弾けるようになる

小さい頃からピアノを習っている女の子はほとんどがクラシック演奏を目指します。お嬢様的な要素が強いのもありますが、他のジャンルでは頭を使って覚える部分が多いからです。楽譜通りに演奏することが目的なら大人になってからでも小さい子と同じような流れで練習していくのが良いでしょう。

jazzピアノを弾けるようになる

jazzはとにかく自由です。自分が良いと思った表現をすればjazzと言っていいくらい表現の幅が広がります。ただし、何が不協和音で何が正しいのかを理解しなければいけません。和音の勉強、調のつながりの勉強と、頭を使うことを覚える必要があります。逆にピアノが下手でも知識でごまかすことが可能です。

バンドのキーボードリスト

最近ではシンセやキーボードがバンド楽器として使用されるようになりました。ギターのように目立ちませんが、バンドの音楽に幅を持たせることができます。(足りない音域を鍵盤の広い音域でカバーできるため。)

演奏能力はさほど必要ありません。リズムに乗って和音を演奏することが主体になりますので、曲と一緒に何度も練習することが大切です。

作曲時の入力

MIDIキーボードでリアルタイム録音するのが最近の音楽作りの主流です。入力の度に音を止めることができますし、強弱から大きなズレまで簡単に修正できます。細かな演奏能力を高めるよりは和音が弾けるようになることが大切です。色んなコードを左手で弾けるようになりましょう。jazzと同じように、いきなり練習用の曲を弾くことで上達が見込めます。

好きな曲だけを弾けるようになる

ポップス、洋楽の好きな曲だけが弾きたい!これは簡単です。弾きたい曲の簡単なピアノアレンジ楽譜を買ってきて、とにかく繰り返し弾けば良いだけです。細かな勉強は入りません。まずは右手のメロディーだけ。次は左手の和音だけ。そして両手で演奏すれば1ヶ月ほどで弾けるようになります。ポイントは必ず終わりまで演奏するように練習することです。

こんなところでしょうか。1度、弾けるようになってしまうと忘れてしまうことは滅多にありません。身体が覚えてしまうからです。改めて「自分はどうしてピアノを弾きたいと思ったのか」考えて見ましょう。

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