結婚+マイホーム建築+妊娠と、人生の激動期を迎えております。音楽活動もそこそこに、ブログ活動を中心に創作活動を行っております。
さて、2月末に男の子が生まれる予定です。「やっぱり音楽をやらせるんでしょ?」と思われるでしょうが、今のところは考えておりません。
その理由を3つお話します。子供にピアノを習わせたい、楽器を学ばせたいと思っている方の参考になれば幸いです。
自分の子供にピアノを教える3つの注意点
以下、私が物心ついてからピアノを学ぶ際に感じたことを元にお話します。
莫大な教育費が必要
ピアノに限らず、音楽を学ぶためには想像以上の費用と時間が必要です。
駅前の有名ピアノ教室では
月謝8,400円~ 管理費 1,260円~
です。1回30分のレッスンを月に3~4回行います。
ピアノは4歳から学ばせるのが一般的です。これを18歳まで続けたとして、
1年間の費用 115,920円 × 14年 = 1,622,880円
となります。音大に通うのなら4年間で800万円前後の学費が必要です。
ストレスになりやすい
サッカーや野球と違い、楽器は先生とマンツーマンで習うことになります。(コースによっては他の子供と一緒に学習できるものもあります。この場合、本格的に楽器を学ぶという点ではマイナスです。)
他の子供と一緒に学べる習い事は友人も増えコミュニケーション能力も上がります。しかし楽器は師匠と弟子のような上下関係で学びます。子供の遊び心を満足させることにはなりません。途中で止めてしまう子供が多いのもストレスが原因です。
将来に結びつきにくい
プレイヤーとして成功できるのはほんの一握りの天才だけです。特にピアノに関しては、ピアノの先生・音楽の先生になる人がほとんどです。
音大のピアノコースに進んだ女性の多くは一般企業に就職します。当然、仕事でピアノが役に立つことはありません。
ピアノ講師・音楽講師はそれまで支払った学費に対して貰える給与が低いです。
子供に音楽を教えるメリットとは
しかし、音楽の英才教育をしないのであれば、音楽を学ばせるメリットがあります。
- 他の子供と一緒に遊んで学べるコースを選択できる
- 心が豊かになる
- 音楽療法など、プレイヤー以外の分野の選択肢に興味を持つようになる
音楽は人をリラックスさせる効果があります。子供にプレッシャーを与えないレベルで音楽を学ばせるのであれば、子供のストレスを緩和させ、伸び伸び育てることができます。ストレスが無ければ人や動物に優しく接することもできます。
また、プレイヤー以外であれば音楽の仕事も選択肢が広がります。音楽療法のように、医療の現場にも音楽の可能性が出てきました。
音楽を楽しんで学ばせるのであれば、4歳から始める必要もありません。子供が音楽に興味を示してから学ばせれば良いのです。
英才教育を考えるのなら子供の意思は関係ありません。子供は耳が優れています。早くから音楽を始めれば、音感も付きます。遅くから始めるより有利です。
まとめ
私は子供時代、祖父から嫌われていました。箸を落とせばビンタをされ、大きなストレスを抱えていました。今思えば親に甘えたいと思っていたのですが、親は親で忙しくそれもできませんでした。何となく学校に行く気がしなくなり、小学校1年生の時は登校拒否をしておりました。これも、親に甘えたかったからだろうと思っています。
自分の子供にはストレスを与えたくありません。わがまま三昧に育てるつもりはありませんが、無理をして習い事をさせる必要も無いと思うのです。習い事も子供なりに楽しいと感じる時間で合って欲しいと思っています。
あなたが子供に「ピアノを徹底的に学ばせたい」と思っているのなら、あなた自身が鬼にならなければいけません。そのくらいピアニストの道は遠いんです。習わせるのなら、途中で止めさせるような状況だけは避けましょう。