音楽って著作権料でウハウハなんじゃないの?って思いますよね。確かに人気楽曲1つあれば生きていけると言われています。THE 虎舞竜さんがロードのカラオケ印税+使用料だけで年間1,200万円稼いでいるのは有名な話です。
では、ちょっとだけ音楽の仕事をした私のような新米音楽家の場合どうなるのか、参考までにお話します。
カラオケ著作権料
ボーカロイド人気があった頃に7曲カラオケ化されました。現在も歌うことが可能です。ワンシーズンに1度ほど使用料が入ってきますが2,000~3,000円です。私のようなコアな作曲家でほとんど知られていない楽曲でもこれだけの金額になりますから、CDをメジャーで出しているような方々は無名に近くても5万~10万円貰っているのではないかと思います。
1度歌われると・・・
ちなみに、カラオケ1回で5円とか7円とか言われていますが1円前後の金額です。レーベルや契約方法によって金額が変わるのかもしれませんね。
Game楽曲使用料
PSやPSPのゲームで楽曲使用が通り、使ってもらったことがあります。使用料として30,000円が入り、ゲームが売れるごとにお金が分配されます。合計で10万円ほど頂きました。携帯アプリゲームでダウンロードされる度にお金が入る契約にすれば大きな額になりますね。100万ダウンロードゲームで1ダウンロード3円なら300万円ですから。
メディアの使用料
TVやラジオで楽曲が使用された際に貰える報酬です。使われたメディアにより価格は違いますが、1秒使用されても1分使用されても同じだけの額が頂けます。ラジオでは5,000円前後、TVでは10,000円~の使用料でした。ワンシーズンに1度まとめて支払われます。多い時で10万円ほど頂けました。
まとめ
大きな仕事よりも一定の額が入り続ける仕事に取り組むことで、安定した収益が貰える可能性があります。カラオケも少ない金額ですが、一生入り続けると思えば大きいですよ。3ヶ月で2,000円、1年で8,000円、30年で24万円です。ブログと同じような考え方ですね。サラリーマンの収入がその場の消費的収益とすれば、印税は長期的な収益です。
また、youtube・動画配信サイト・音楽素材の売買で個人的に収益を得ることも可能です。同人活動の方で1年分の収入を得る方もいらっしゃいますからね。
有名映画監督と競演するような人の仕事に協力したこともありますが、支払われるはずのお金が支払われなかったケースがあります。個人で仕事をしていると話が食い違うことが良くありますので、しっかりと請求書のフォームを作り、管理する体制を整えましょう。確定申告も大変になっちゃいますからね。