「何だか思ったような音楽が作れないな・・・。そうか、音が安っぽいからだ!」と思ったあなた、要注意です。 と言うのも、私も同じような経験をしてきたからです。その度に20,000円前後のソフトシンセを買い足してきましたが、音楽のクオリティには直結しませんでした。なぜなら、20,000円でクオリティの高い音質の音源を買うと1つの楽器に限られるためです。 DTMを初めて15年。音大にも通い、作曲家として活動した経験のある今だから言えます。まずは音源よりDAWだ!
ワンランク上のDAWを買うメリット
私はSonarX3のプロバージョンを使用しています。 理由は、
- 多数のソフトシンセ
- ピアノ・ドラム音源
- 各チャンネルに独立したコンプとEQ
- リバーブ・真空管エフェクター・コーラス・・・
と、8万円で8万円以上のソフトが付いてくるからです。しかも、どれも高クオリティの音源です。20,000円程度の音源を多数買うよりも1つでまとまっているため便利です。
安いDAWを使っていた頃
私が最初に買ったDAWはCakewalk Music Creatorでした。Sonarの廉価版です。 midiでの作曲には困りませんでしたが、音源はひどいものでした。ストリングスはプーと言うだけの音。ギターは良く分からないノイズ。ファミコン音源から面白みを取り除いたようなチープさです。 今だから古い音源も人気になっていますが、当時は古い音源を良く加工するエフェクトがありませんでした。 そのため、30,000円ほどの外付け音源を買い足し、ピアノ音源も買い足しました。結局、8万円くらいお金を使ってしまったんです。それなら最初からSonarを買っておけば良かったと後悔しました。Sonarならアップグレードの度に新音源が追加されるなど拡張性もあります。
どんな曲を作りたいかを具体的にしよう
あなたが作りたいのはテクノですか?それともアコースティックなボーカル曲ですか? アコースティックなら、
- ピアノ
- ドラム
- アコースティックギター
- リバーブ
- ストリングス
と言った音源を買わなければいけません。 テクノなら、
- ループ素材
- EQ、ディレイ
- ソフトシンセ
を買うべきでしょう。何となく評判の良い音源を買い足すと使わない音が増え続けます。(私も買ってみて、結局使わなかった音源があります。勿体無いですよね。) もし、具体的に作りたいジャンルが無いのならDAWにお金を掛けるべきです。上記の音源やエフェクトが全て入っていますから。 DTMを初めて1~2年だと、良い音源を買ってもあなたの腕が付いていかないはずです。一通りの技術を学べば、チープな音源でもそれなりの楽曲が作れるようになります。 まずはワンランク上のDAWを購入し、とにかく遊んでみましょう。そのうちに何が本当に必要か見えてくるはずです。